[ 将棋ドンくらい強いのって言われるけどぉ…… ]
リアルだと将棋の話をよくするので、将棋どんくらいつよいのぉ?って言われる。
まぁ言っちゃ悪いけど、ぴよ将棋7級くらいには強いよ。
[ ちょっと上野行ってきてたけどさぁ…… ]
旅行ということもないのだけど、上野の辺りに行ってきてた。
上野と書いて「こうずけ」とは、一体どういうことなの……という土地。
ちなみにその東には下野とかいて「しもつけ」と読む地名もあるので、まぁ日本語の不思議という感じもあるが、この二つは実は当て字なんだよね。
本当は上津毛野国(かみつけぬのくに)と下津毛野国(しもつけぬのくに)が訛っていって、「こうずけ」と「しもつけ」になりましてん。
毛野っていうのは、「豊かな地」っていう意味の言葉で、毛がいっぱい生えた人がいますとかそういう意味ではない。
旅行ってわけでもなかったけど、小埼沼的な街しか見えんとこに住んでる勢としては赤城山とかが窓いっぱいにぼかーん!と見えるのは、もうそれだけでなんか心がうきうきするからいい。
うちも前は富士山とか死ぬほど見えてたんだけど、開発進んできてもうダメですわ。
[ 十二月中旬の短歌 ]
上野にいて詠んだ歌。
曇 うす衣のほのか陽ざしを受けて咲く我が愛らしの冬の向日葵
男 子 逢えぬ間に伸びてきたかと比ぶ背のあつくなるなる男子らしさよ
冬 重 見しひとの胸をすぎたる風早やに寒さの沁みて冬を重ねる
浮 世 ぬばたまのよに漕ぎ果てて立つ瀬なくしずまぬ我の身こそ厭わし
上野月 武蔵野にわたるからかぜ朝にもつくよとにらむ上野の月
建 汲みぬべき想いこぼれてちりぬ夜に離ると知りぬる君の瞬き
朔 風 真袖裂く風にたなびく雲の間につとめてすがし青のめじるし
朔風におもいたづねて流しても吹きこすばかり袖は返らず
返らずの袖にはためく朔風にゆれてたづぬる吾が恋の先
氷 襲 富士の捲く氷襲に霜冴えて武蔵の野辺は冬となりなん