背中痛くて手枕で寝てたいたんだけど、朦朧(うとうと)としながらふと腕を見ると、黒い虫が。目前の10cmくらいの距離感にいる黒いゴマ粒みたいなやつ二匹に驚いてビクーン! ってなったら、ついでに背中に稲妻のような痛みがスギャアアアアアアアって走って、て直後、無事死亡した。
ちなみに虫だと思ったのは、どちらもほくろだった。
ぶち殺したろうか、このクソカスみてぇな(我が)皮膚よぉ……。
まぁ本体の方が死んであげてもええんですけど。
という、八月の短歌。
うちの南向きの窓は、真南からはちょっと西にずれてて、所沢飯能方面がよく見える。
・雲入道 まだあきたらぬと 天に立りし 小埼沼 垂水のあめに かすみし家ろ
[ 短歌:八月 ]
晩夏に夜の更け行く様をながめ 暮れなずむ夕陽をうけた雲に霞みし空に 月の昇りたるのをみてよめる
・ 落ち葉月なれの夕日に色取りてわぶとも霞むほのあかね雲
・ 五緒の雲間なで弾き盛る月にさやきを鳴らし秋をまつ虫
[ 短歌:熱帯夜 ]
あちー日が続いてるけど、うちはわりと風がよく通る造りをしているので、熱帯夜と言うほど熱帯夜の日はない。むしろ、はしりの秋風が吹いてくる今頃は、残暑の厳しさなどはよそへと早々に消え失せて、窓を開けてられないほど寒くなることもある。
・ ねもころに月の浮き夜を手繰り寄せいろになずさふ八重の黒髪
・ つき夜ふり立ち待つ我にいづるかげやみの現はねぶか我より
・ 長くるとも幾日で果つる八の葉に寝臥してでも宣え恙なしやと
・ いとまなく宿りの蒸して寝みあぐる月三更に垂る忍草
・ 屋根樋ひのねに添い伝いてつかま蔓高き月にといざぼらんと