スラダン特番観ましたえ。
木村昴が立っても座っても頭の位置が変わらんのフフッってなった。
さて。
気になっていた、というよりは、リメイクが発表されてからこれまで、最重要の懸案であった湘北レギュラー陣の配役が発表されて、侃侃諤諤の議論が交わされていることは知っている。
この配役について不安を感じている人も多いようだけど、個人的に特に問題ないのではという感じ。
そもそも旧アニメの時点で、花道も流川も、声は少し高かったと思うので。
倉井の高校の頃に、クラスメイトに身長180cm後半でラグビー部という男子が一人いたが、この人がめちゃめちゃ声低かったので、今思い返すと、二人の声にはやや違和感があったことは否めない。もちろん、草尾毅も緑川光も、低音帯域が出せる素晴らしい役者さんではあるのだけれど、あーいう背のデカい勢って、喋るとドゥンドゥンって頭の底の方をなぐりつけてくるような重低音を口から発射してくるからね。180後半男子もそういう人だった。
身長高い人はしょうがないというか、とくに胴が長くなりがちなアジア系高身長は、お腹の底に力入れて声出さないと、音が口の外まで出ていかないから、腹式呼吸発達してくっそ重低音になる人多いのよ。それか逆に、喉使って声出してめっちゃ高音になるかのどっちか。
海外の高身長人材に後者が多いのは、発声方法の違い。英語の発音は『喉』でするから、日本人が思い描く『重低音』にはなりきれんのよね。腹式呼吸しようがなにしようが、喉から口蓋にかけて音を溜める形になるから、思っているよりも高音になる。
洋画あるあるの一つである、吹き替えした声優さんの声と、外国人俳優本人の声が全然違くてガッカリする、なんていう現象が起こるのも、このため。山田康雄のアテてていたイーストウッドはくっそカッコいいけど、イーストウッド本人の声は、なんか違和感あるよね?
それは単純に山田康雄の声がカッコいいからというのもそうなんだけど、そもそもの『発音方法』が違うために、『深く抑揚のある声』の認識が、日本人と英語ネイティブ話者では、厳密には別のもので、日本人視聴者のイメージが、どうしてもズレてしまうことによる違和感なんだよね。
では花道がどちらになるかというと、花道はケンカもめちゃめちゃ強い運動神経マンでもあるわけだから、高音であるよりは、低音ヴォイスである可能性の方が普通と言える。そもそも部活に参加して筋トレに根を上げてないのだから、もともとついてる筋肉量は違うし、腹筋の動かし方を心得ている点から言えば、高音であるはずがないとも言える。
だから花道が木村昴でも、個人的には何の問題もない。
ただ、木村昴が重音の演技にどれだけ対応するかという問題は、たしかにある。
ヒプノシスマイクなんかでも、声は低いけど『低音が苦手』なのは露呈していたからなぁ。普段の声の高さから、低音に向かった音域に声が広くない。あそこからどれだけ、重低音をひねり出せるかに期待するというか、今回の役どころが、一皮むけるチャンスとなっていればいいけど。
ほかのキャストについては心配なしなのはそう。
とくにゴリが三宅健太さん来てくれたから、あとは大丈夫って感じもある。
てか、三宅健太がやるなら、元キャストの梁田さんでも別に問題なかったのではッて気がしたけど、まぁしょうがない。
そのほかについてはまぁ、どうでもよしの内容だったわな。
脇ガッチガチに固まってるんだから、木村昴がんばれよっていう、これしか言うことない。