2022年10月16日日曜日

ワシの宗教観ですか……? う~ん……。

 ワシの宗教観ですか?
 うーん……。
 一応、クリスチャンホームに生まれ育ったもんですから、聖書の知識はあるし、初詣ではなく、新年礼拝に行く感じっすけど、キリスト者である母は家族に信仰を強制する人ではなかったので、ぶっちゃけワシ洗礼受け取らんという、その程度の人。

 父方の親戚はガチの神道系で、日々のまじないは敷地内にある小さな社に詣でるし、結婚式からお葬式まで全部地元の神社の神主さんにお願いするレベルのガチさ(葬式やるの一軒しかないようで神主さんもやり方がよくわからないらしく、毎回様式が定まらない)だけど、母方の親族でも本家は「葬式は天台宗だから。覚えておいてね」という程度だし、それ以外の母方親族のばーさん世代は、みーんな創価学会員。
 という感じの、由緒正しいザ・日本人みたいな信仰的環境で育ってきたので、ワシ自身はそれほど凝り固まった宗教観というのは、あんまりない。
 
 みんながそれぞれ信仰するものを持っていて当たり前、という環境であったために、逆にこれと言って一本芯の通った『信仰心』ってのが、なかなか持てていないというのが現状。

 ただ生きるにおいてキリスト教的な価値観を持っているのは間違いないし、聖書のパウロ書簡系とヨハネの福音書は得意。
 とくにパウロは大好きだよ。
 あまたの書簡の中に見え隠れする「私はイエスの直弟子ではないけど、私ほどイエスと聖書を知っている人間はいないんですよ。私を見習いなさい😁」(ガチで言ってる)っていう、捨てきれない人間くさいエリート意識が、文章のはじはじからまろび出るのたまらん。さすがナザレのイエス一派をぶっ叩きまくった挙句、弟子まで殺したパリサイ派出身は畜生度がちがうよねぇwwって感じ。だから原初教会で味方がなかなかできないし、旅のパートナーが毎回ちがうし、せっかく慕ってくれたけど、途中で別れた一番弟子のテモテにめっちゃ手紙だしてるしで、ほんと最高じゃ。

 これ言うとだいたい驚かれるんだけど、詩編以外の旧約と黙示録は大の苦手。
 エゼキエル書の話とかされても、ろくに対応できん。
「あぁ、ケルビムね。そうそう」みたいな。
 あんなん河原でひもじい生活しとって頭おかしくなったホームレスの幻視・幻聴だろとしか思えないですし……。
 内容的にも、お前の周りが全部敵に見えても己を貫けって神から語りかけられるのとか、完全に現代の統失の「周囲が全員敵になる」「周りの人がみんな私の悪口を言っている」っていうのと合致するしな……。預言者のエピソードって、冷静になって読むとだいたいキモイ感じある。
 
 後、ワシエピソードで覚えてるタイプで、聖句とか覚えてる方じゃないんで、そういう話もやめてください。
 こないだ近所のエホバの証人の人とやんわり世間話風バトルしてて、「お好きな聖句あるんですか?」って訊かれて、そんな言われてすぐにひねり出せるような快活な脳力してないもんだから、宗教用の脳内引き出しを開けるのに手間取りまくって、ウーンウーンって脳内HD(容量128KB)を猛烈に稼働させてたら、結局、母に助け舟を出されるという醜態をさらしたから、もう現実世界で宗教知ってるアピールを迂闊にするのやめようと思う。
 
 まぁそういうわけで、個人的な評価としては、キリスト教が身近にある人、というくらいの感じなのかな。
 基本的に怠惰で臆病な性格をしているので、敬虔な信徒みたいな人には憧れるどころか、ちょっと距離置きたくなる。

 ちなみに、霊感とかはまるでない。
 第六感とかもない。
 あったら、こんなに人生で苦労してないってくらい、いろんなことに躓いてこけて、転がり落ちてるわ。


 てかこの記事、絶対家族に見られちゃならんやつよな。