私の心にビビッと来た音楽が、私の心にビビッとくる音楽というだけでしょ。
なんでもかんでも学問仕立てに語りつくして、それで何かが得られるのか。
……。
………わりかし得られるものは多い。
しかし興味のない人に対して、興味を持ってもらえるよう語って聞かせる調節のできない人は、やめておこう。
ワシはかつてバスターだった過去を持つが、フリクリという名作アニメのせいでバスターだというと、フリクリから入ったのね~って言われて、じゃあオルタナロックについて小一時間聞かしてやるからちょっと話聞いてけやっつって、『MDウォークマン』片手に御徒町のジョナサンで友人たちを半日近く拘束してソニックユース、ニルヴァーナ、少年ナイフ等について心行くまで語りつくしたら、見事、グループからカットオフされたという苦い過去があるので、もうそういうのはやめたんじゃ。
音楽というものは、語って聞かせる意味がない。
とくにそういう分野だと思う。
だから、耳に入ってきたものが良いなで良いと思うんだけど。
『良いなのその先に、まだまだ世界が広がってるかもしれないな』
ってのが、足りてない子が多くなるのが怖い。
少し前、フュージョン・ジャズの話したやんな?(アンミカ)
聞いてないよとは言わせんけど。
その時にも言ったけど、結局、音楽・マンガ・ゲームに限らず、いろんなモノを知る機会があればいいなと思うの。前はゲームでそれやってたけど、今はもうゲームについていちいちまとめていく気もなくなってしまったので、ユーチューブとかから心地のいい音楽とかを紹介していきたい。
一発目はフュージョンだ! ってやりたかったけど、それはもうすでにやったので、今回は、アンビエントの分野から良いものを。
前述のように、語りません。
聴いてみて、いいとおもえばそれでいいし、ピンとこないならスルーしてもらえればそれでいい。
そういうわけで今回は、Runaway Horses 。
有名か無名かすらわからんのだけど、個人的には、とても好き。
フィールドレコーディングを多用していると称するだけあって、音の柔らかさや、奥行きのある世界観が際立って優れていると思う。それでいて、環境音の罠にはまらずに、しっかりと音楽として心地よい作品になっているのは特筆すべきだと思う。
『Edges of existing』というアルバムまでは、本人?も『形而上学的(metaphysical)』という表現を時に使うほど難しいというか、フィールドレコーディングした音源を生かすことを優先した結果としなのか、難解さのようなものが先に出てしまっていたのだけれど、ここに挙げた『Monochrome』からは、心地よさが優先されて、多くの人の耳に馴染みやすい穏やかさを感じる作品になっていると思うので、おススメ。
と、このくらいの分量で、たまーに聴いている音楽などを紹介していきたいです。